たとえ明日、世界が滅びても 今日、僕はリンゴの木を植える
先日、古いドラマを観ました。主人公は28才男性の、高校の生物教師。
彼はそれまでの人生を、波風立てずにとにかく無難に、手堅く生きてきました。
健康のために脂っこい食事は避けたり、老後の貯えのために海外旅行や高価なものの購入は控え、こつこつと貯金もしていました。また自分の生物の授業中に、生徒のほぼ全員が他教科の勉強をしていても容認するという、ことなかれ主義者でした。
そんな彼にある日急に、「余命一年」が宣告されるのです。
そしてそこから彼の人生が大きく変わっていく、というストーリーです。
(※興味がある人はぜひ観てみてください。お教えします。)
そのドラマの中で、主人公が主治医の先生から教わる言葉が、今回のタイトルです。
たとえ明日、世界が滅びても 今日、僕はリンゴの木を植える
この言葉はドラマの中で「ある偉人」の言葉と紹介されています。
気になる人は調べてみてください。
この言葉の解釈はいろいろとある気がしますが、
「明日や明後日、将来のことはわからない。もしかしたら急に世界が終わってしまうようなことすら起こりうるかもしれない。それでも自分が大切にしていることや好きなことは、今日もしっかりと実行し、毎日続けていこう」
という感じだと、先生は思っています。
2022年はロシアのウクライナ侵攻や安部元総理の銃撃事件、円安と物価高による生活苦など暗いニュースも多かったですね。そして明日からは2023年です。
新年を迎えるにあたって、皆さんはどんな思いですか。
コロナによる生活の制限も随分となくなってはきましたが、経済の回復や生活の改善はまだまだ見えてきません。
それでも大切なことは、「自分にとってのリンゴの木を今日も植えること」ではないでしょうか。その継続は、みんなの新年や将来を、必ずや明るいものにしてくれると思います。
2022年、本当にお疲れ様でした。
2023年に向かってまた、思いを新たに、頑張りましょう!