東進の冬期特別招待講習

過去問を活用しよう

過去問はいつやるか

今回のテーマは、過去問についてです。大学入学共通テスト(センター試験)にしても、大学ごとの二次試験にしても、受験生は過去問に必ず取り組みます。

過去問に取り組むべき時期を考えるときに、過去問を解く目的を考えることが大切です。合格するためにはその大学に合格する得点力をつけることが必要ですから、過去問を解くことで、出題内容の傾向や問題量や時間の設定を知ったり、その対策としての学習方針を立てることが目的となります。

ですから過去問は、解いて終わりではなく、解いてからが始まりといっていいでしょう。取り組むべき時は早い時期、受験生なら春から夏までには着手し、秋の学習ではそこから自覚した「自分に不足している力」を重点的に鍛えてほしいと思います。

「今取り組んでも、点数が取れないから…」と消極的な人もいるかもしれませんが、解けないことは当然です。もし今解けるのならもう、受験勉強は必要ありません。それに多くの大学の二次試験では合格者の平均点が6~7割程度です。本番でさえすべては解けないのですから解けない問題があっても問題ないですし、むしろ解けないことを知ることこそ有意義です。

高1生や高2生でも、見たり解いたりすることは非常に効果的です。ゴールから考える逆算で、最後はどんなレベルの力が要求されるのか知っておくことは、日常の学習のモチベーションにもつながることでしょう。

過去問は大学側のメッセージ

大学は入試によって、ぜひ入学してほしい生徒を選抜することができます。

各大学ではアドミッションポリシーという、入学者に求める能力や人物像を受け入れ方針として掲げています。入試の問題も、その方針と同じようにどんな学生に入学してほしいかを表現したものになっています。

難しい問題をじっくり考えさせる出題と、比較的易しいものを大量に要求する出題。自由に発想させ記述させる出題に対して、あくまでも定型で答えさせる出題など、大学によってその出題パターンがある程度固定されているのは、入試の対策を通してどういった人材になってほしいかという確かな意志であり、メッセージです。

ぜひ早期に過去問に触れ、得点力をつける訓練の中で、その大学に入学するべき人物像に近づきましょう。

学力向上に活用するために

受験生の皆さんは、過去問の演習に着手しているかと思います。注意点をいくつか挙げておきます。

①採点をしっかりする

共通テストに向けたセンター試験の過去問利用においては、採点がしっかりできますね。二次試験の過去問については、配点が公表されていないことがほとんどです。しかも記述の採点はなかなか難しい。学校や塾・予備校の先生にお願いして、必ず添削や採点を受けましょう。解きっぱなしの自己満足では効果は期待できません。

②時間をはかる、本番よりも短い時間での完答を目指す

特に共通テストでは本当に時間との勝負です。演習時には必ず時間をはかり、5~10分の見直し時間を残して解き切る練習をしてください。なおタイムオーバーになったら、どこまで解けたかをチェックしておき、間に合わなかった部分にももちろん取り組みましょう。そして完答にどれだけかかったかを知りスピードアップの必要性を実感し、訓練することです。自分に負荷をかける訓練でしか、スピードアップは望めません。

③やり直しをしっかりおこなう

過去問演習は力をつけることが目的ですから、やり直しを必ず行ってください。やり直し用のノートを作り、5~10年分の過去問に取り組む中で得られた「伸びしろ」を、すべてそのノートに一元化しておくと非常に役立ちます。また達成感も得られモチベーションアップにもつながるはずです。

今回も長くなってしまいましたが、読んでくれてありがとうございます。

今年の入試は方針がいろいろと変わりますが、それでも過去問は必ず必要です。受験生の皆さん、大変ですが頑張りましょう!!

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