定期考査を振り返ろう
定期考査はどうでしたか?
皆さん、こんにちは。校長の舩津です。
さて、今年の1学期は新型コロナウィルスの影響で、中間考査がなくなり期末考査と合わせて実施される高校が多かったようですね。それによってテスト範囲が広くなり、初めてのテストである高1生などはいろいろと戸惑ったことでしょう。思うように得点できなかった人も多いかもしれません。今回は定期考査の対策について書きます。
定期考査で結果をだすには
当たり前ですが、そもそも定期考査の目的は、「期間中の学校の授業内容がしっかりと理解できているか」を確認することです。ですから学校の授業や宿題がとても重要なのは言うまでもありません。結果を出すための条件は、
①日々の授業をしっかりと聞き理解できており、ノートがちゃんと取れていること
②期間中の宿題(プリント演習や傍用問題集の演習など)ができていること
③テスト範囲として発表された内容のすべてを完全復習し、理解すること
です。①と②は日常的なタイミング、③は直前期におけるポイントとなります。
①のステップは、毎日の授業の中で、その日に扱われた内容をその日のうちにしっかり理解し「わからない」を残さず、しかもノートに完全に記録しておくこと。理解するうえで有効なのが予習でしょう。特に数学などは事前に一通り学習しておくことで「みんながつまづくポイント」を知っておくことが完全理解につながります。また、授業ノートについては「ノートは見直すためにある」という基本姿勢に立って、「あとで見たときに理解できるか」という視点で、板書だけでなく自分なりのポイントもどんどん書いておきましょう。一回で理解できる人など、いません。完全理解には必ず復習が必要ですが、ノートはそのときの最強のアイテムとなります。
②のステップは、日々の課題を完全にクリアすること、です。進学校ではこの宿題量が多いですよね。ポイントとしてあるのが、わからない問題に時間をかけすぎないこと。3分本気で考えても解法の糸口がつかめないときは、調べたり、先生や友人に聞いちゃいましょう。ここでも、その日の課題をその日にこなしきることこそが重要です。ためないようにすることを優先しましょう。
③で重要なのが、テスト対策の学習スケジュールを立てることです。テストの教科それぞれに対して、ざっくり何時間対策するかを決めましょう。そして手帳やカレンダーに、「いつ、どの教科を、何%終わらせるか」というレベルで、教科名と〇%程度を書き入れておき、実行しましょう。ポイントは対策学習のスケジュールを「細かく立てすぎない」ことです。スケジュール立てだけで力尽きてしまったり、実行レベルでズレが生じたときにまた修正に大変なエネルギーが要るからです。計画のない対策は無謀ですが、細かすぎる計画も失敗のもとです。
次の定期試験対策はもう始まっている
定期考査が終わりましたが、次の定期考査対策はもう始まっています。上述したように、日々の授業理解とノート作成や課題演習においては、「次の考査直前時期に手元にあってほしい」ノートやプリントといった復習材料を、今から整えていきましょう。
「自分にぴったりのベスト復習教材は自分が一番作成できる」ことを知っておきましょう。スケジュールの立て方など、困ったときはいつでも先生まで相談しに来てくださいね。